お知らせ
平成23年度淑徳大学アーカイブズ特別展 「近代日本における感化教育の黎明期─東京感化院と千葉感化院─」のご案内

平成23年度淑徳大学アーカイブズ特別展
「近代日本における感化教育の黎明期─東京感化院と千葉感化院─」のご案内

明治33年(1900)に感化法が制定され、各府県に感化院の設置が義務づけられましたが、それ以前において、いわゆる「親の手にあまる」少年たちの教育(感化教育)は民間の手に委ねられていました。日本最初の感化院は神道教導職であった池上幸枝によって明治16年(1883)に設立された池上感化院(大阪市)であるとされていますが、間もなく経営が苦しくなり、明治21年(1888)には閉鎖に近い状態だったといわれます。
本展示で取り上げる東京感化院と千葉感化院は、それぞれ明治18年(1885)と明治19年(1886)に開設されました。それは池上感化院に続いて全国で2番目・3番目に早い施設であり、それぞれの活動は、現在も児童養護施設である錦華学院(東京都練馬区)と成田学園(千葉県成田市)に継承されています。
淑徳大学では、長谷川仏教文化研究所において両施設のご協力のもと、それぞれの感化院に関する調査研究を進め、その成果は各研究員の論文を始め、資料目録や16冊の資料集などにまとめられています。
また、東京感化院の創設者高瀬真卿(しんけい)の日記やその他の自筆原稿については、長らく原本に触れることができませでしたが、平成21年(2009)にご遺族宅に保管されていることが確認され、翌年ご遺族のご厚意により淑徳大学アーカイブズに寄贈されました。
このたび、これまでの調査研究活動の成果と寄贈資料をもとに本展示を開催することになりました。感化教育の歴史を振り返り、あわせて今後の自立支援のあり方を考える一助となれば幸いです。

会  期  平成23年10月8日(土)~平成24年3月30日(金)
場  所  淑徳大学アーカイブズ展示室1・2
(淑徳大学千葉キャンパス淑水記念館3階)
 ※JR蘇我駅東口からスクールバスにお乗り下さい。
  URL http://www.shukutoku.ac.jp/university/shisetsu/archives/
開室時間  午前10時~午後4時
休 室 日  土・日及び休日・祭日・大学が定めた休日(年末年始等)
       ※平成23年10月27日(木)・28日(金)は臨時閉室とします。
問合わせ  淑徳大学アーカイブズ
       〒260-8701 千葉県千葉市中央区大巌寺200
       ℡043-265-7526
       E-mail archives◇soc.shukutoku.ac.jp
        ◇を@に置き換えて御利用下さい。




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